【DIY】120cm水槽が置ける水槽マンションを自作!多段式水槽台の作り方と反省点

DIY

場所が足りない?丁度いいサイズが無い?オーダーは高い?そんな時はDIY!!

アクアリウムにどっぷりハマると、水槽が大型化したり本数が増えたりして必ずぶつかるのがスペース問題です。

『スペースが足りない!!』

そんな時は発想を変えて「上に積む」。

いわゆる水槽マンション化すれば、限られた空間でも大幅にキャパを増やせます。

今回はショップのような多段式水槽台をDIYしたので、制作過程と実際に使ってみて感じた反省点まで含めて紹介します。

作成した水槽台の仕様

120㎝水槽と60㎝水槽が置ける水槽台の全景

今回の水槽台は、
2段目と3段目に水槽を設置し、1段目を濾過槽スペース、最上段を物置きとして使う構成にしました。

それぞれの段の間口は以下の通りです。

  • 1段目:550mm
  • 2段目:750mm
  • 3段目:550mm

棚板サイズは
1205×450mm と 605×450mm の2種類を使用。

2段目には
1200×450×450水槽と600×450×450水槽を設置予定。

3段目には
450×300×300水槽を縦に6本並べる想定です。

本体サイズは
横幅1924mm × 高さ2550mm × 奥行450mm

数字だけ見ると伝わりにくいですが、
実際に組み上げるとかなりの存在感。

ほぼ“壁”です。

使った材料

・2×4材
・ベニヤ板(棚板)
・ビス
・補強金具
・木ダボ
・ワトコオイル

すべてホームセンターで揃います。

今回は貰った2×8材を縦割りして2×4として使用しましたが、購入する場合は反りや割れの少ない材を選ぶのが重要です。

使用した工具

・インパクトドライバー
・丸ノコ
・電動サンダー
・ノミ
・ハンマー
・クランプ
・自在錐

材料をカットしてもらうなら、実質インパクトだけでも制作は可能です。

ただし作業効率を考えるとクランプはほぼ必須級でした。

実際の作業工程

材料をカットする

水槽台を作成するために使用した木材

こちら大工さんからもらった材料です。
ホームセンターで販売されている2×4材よりも硬く、いい素材と聞いています。
実際にビスを打つ時、カットする時の手ごたえが全然違いました。

2×8材を縦割りして2×4材を作っている様子

2×8材を縦割りして2×4を作るところからスタートしました。
材料が動かない様に端材で固定し、並行ガイドを使用してカットします。

2×8材を縦割りして2×4材を作っている様子②

慣れない丸ノコ作業は緊張しましたが、ガイドを使えば精度はある程度出せます。

今回は貰い物の材料を使用しているのでこんな面倒な事をしています。
縦割りにすると片方は2×4と同じ寸法に出来ますが、もう片方は丸ノコの刃の厚み分、細くなりその後の寸法調整に手間取りました。

組み木用のホゾ加工

ほぞを掘るために丸ノコで細かく切り込みを入れている様子

墨を引いた内側に丸ノコで切り込みを入れ…

ノミを使用して木材にほぞ加工を行った様子

ノミで整えました。

木材に加工したほぞにぴったり木がハマる様子

3本セットとかの安いノミでも問題なく施工できました。

研磨と塗装

壁一面に設置する大型水槽台の材料の加工が終わった様子

寸法通りカットした材料が揃いました。

ワトコオイルのダークウォルナット色の写真

塗料は素人でも簡単に塗れるワトコオイルのダークウォルナットを使用します。

ワトコオイルのダークウォルナット色を木材に塗った様子

電動サンダーで80番→180番まで研磨し、ワトコオイルで仕上げました。

ムラはありますがDIYらしい味として残しています。

組み立て

大型水槽台を組み立てている様子

組み立ては室内で行うしかないので狭いところで作業しました。
見えない所は相変わらず手抜きDIYで未塗装です。

水槽台の転倒防止にジャッキで固定している様子

作業を中断する時には転倒防止で車のジャッキを使用し固定しました。

水槽台の転倒防止に天井と密着させている様子

高さがあるため天井に密着させ、転倒防止も兼ねています。

オーバーフロー用穴あけ

自在錐を使用して天板にオーバーフロー用の穴を空けている様子

自在錐で配管穴を加工しました。

自在錐はセッティングが手間ですが、好きなサイズの穴を空ける事が出来るので便利です。

設置して完成

水槽と壁の隙間に隙間テープを貼り、防音・断熱処理を行っている様子

鑑賞用の小窓には隙間テープを貼って断熱効果と防音効果を高めます。

水槽台に90㎝水槽を設置した様子

台に水槽を載せ、配管の位置もばっちりで一安心です。

埋め込み水槽を正面から見た様子。

正面から見ると今までと何ら変わりありません。
しかし

120㎝水槽と60㎝水槽を設置する事が出来る大型の水槽台

しかし裏側は巨大な水槽棚が設置されていて大変満足しています。

今回のDIYで一番の反省点

寸法を攻めすぎたこと

今回の水槽台DIYで一番の反省点は、寸法を攻めすぎたことです。

設計段階では「無駄な隙間をなくしたい」という思いが強く、各段のクリアランスをかなりタイトに設定しました。
実際に設置してから地震での揺れで柱が干渉するのでは…?と不安を感じました。

DIYでは、“入るはず”を信用しすぎないこと。
数ミリの余裕が、後々の安心につながると痛感しました。

反省を踏まえて柱をカット

水槽台を加工するために養生して切りくずが水槽に入らない様にしている様子

干渉を解消するため、最終的に柱の一部をカットすることにしました。

水槽台の加工を行い、水槽を設置できる有効間口を広げた様子

完成後の構造材を切るのは正直勇気がいりますが、真ん中の柱がなくなった所で最上段は物置ですし、重量物を載せるわけでもないので問題はないでしょう。

大型の水槽台に水槽を4本設置した様子

結果的に干渉は解消。
今回の経験で、「ギリギリ設計はリスクになる」ということを強く学びました。

また、3段目の間口が1848になったので、1800mmの水槽も置けるとよからぬことを考えています。

奥行きを600mmに増築

大型の水槽台に材木を足し、奥行きを150mm増設した様子

奥行きを600mmにした理由は――
正直に言うと、奥行きのある水槽を置きたくなったからです。

最初は奥行き600mmもあると部屋が狭くなると思っていました。
しかしそこで寝るわけでもありませんし、拡張しました。

作り直しも検討しましたが、すでに設置されている水槽の事を考えるとかなり厳しいと思い、手前に150mm木を足して奥行きを600mm確保しました。

クランプの重要性と選び方

作業を通して強く感じたのが、クランプの重要性です。

DIY中は常に手が足りません。

固定できるかどうかで作業効率も精度も大きく変わります。

今回はF型クランプを使用しましたが、固定力は非常に強力で安心感があります。

ただし片手で扱えず、微調整に少し手間がかかる点は気になりました。

これから揃えるなら、片手操作が可能なクイックバークランプの方が作業スピードは確実に上がります。

固定力重視ならF型、作業性重視ならクイックバー。

用途に応じて使い分けるのが最適だと感じました。

まとめ|多段式水槽台DIYで得たこと

初めて使う工具や慣れない作業も多く、失敗もいくつかありましたが、非常に楽しい経験でした。

完成まで約2ヶ月かかりましたが、作業時間そのものが趣味として成立するほど充実しており、ものづくりの面白さを改めて実感しました。

実際に運用を始めてから5年以上が経過し、その間に仕様変更や増築も行っています。
当初はサイズを攻めすぎてしまったため、水槽を特注でオーダーするか、柱を5ミリほど削るかといった課題も出てきました。

この経験から学んだことは、

  • 寸法には必ず余裕を持たせること
  • 将来の増築を見越した設計にすること
  • クランプなどの固定工具は必須であること

そして何より、自分で作った水槽台には既製品にはない愛着が生まれるということです。

まだまだ改良の余地はありますが、この水槽台は今後も進化していきそうです。

水槽台DIYに挑戦したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。

※DIYは自己責任で、安全に十分配慮して行ってください。

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