24時間新水垂れ流しオーバーフローとは
熱帯魚を飼育する上で避けて通れない事。それは水換えです。
手間掛けて水を換えるのも楽しいのですが、大型水槽になると非常に時間が掛かります。
あまり時間が掛かると…家族の視線が気になります…(笑)
そんな多忙な方にオススメのシステムが「24時間新水垂れ流しオーバーフロー」です。
文字通り、新しい水を常時注水し、溢れた水が排水されるシステムです。
専用の給排水設備が必要なため簡単に導入できるものではありませんが、大型魚飼育においてこれ以上効率的な換水方法は無いでしょう。
ここでは新水垂れ流しのメリットや運用方法等を紹介します。
メリット
定期的な水換えが不要
常時新たな水が注水されるため、定期的な水換えは不要になります。
大型水槽では一度に1,000リットル近い水を換えることも珍しくありませんが、垂れ流しシステムなら時間を大幅に節約できます。
また、水換えに掛かる時間を他の事に使う事も出来るようになります。
安定した水質の維持
急激な水質変化を避け、水質の安定が見込めます。
従来の水換えでは一度に多くの水を入れ替えるため、水質の変化が大きくなる場合があります。

我が家の様な大型魚を過密飼育している環境でも楽に安定した水質を維持する事が出来ます。
大量換水にも使える
垂れ流しは構造上、水が溢れる事がありません。
なのでホースを飼育槽へ引っ掛けて、蛇口全開でしばらく放置する事で、効率は悪いかも知れませんが大量換水を簡単に行えます。
そのまま数時間忘れてた…なんてこともたまにありますが、床が水浸しになる事もありません。
デメリット
専用設備が必要
垂れ流しには専用の給排水設備が必要です。
一般的な家庭では台所や洗面所の配管しかないため、導入には工夫や追加設備が求められます。
水道代・電気代が掛かる
注水した水も飼育水と混ざって排水されるため、従来の水換えより効率は悪く、適正な水質を維持するためのコストは掛かります。
特に冬場は冷たい水の注水によりヒーター稼働時間が増えるため、電気代も高くなってしまいます。
掃除は必要
水換えが不要でも、ウールや砂利、ガラス面の苔などは定期的に掃除する必要があります。
実際の運用方法
飼育槽
我が家では新水垂れ流しで管理している水槽が3本あります。
- 1800×900×600
- 600×450×450
- 600×300×360
この三本は集中濾過で管理され、新水垂れ流しを組み合わせているため、コケ掃除・底砂の掃除・物理清掃以外はほとんどほったらかしの簡単システムです。
濾過槽

1200×600×450のアクリル水槽に新水垂れ流し用の排水管を取り付けて使用しています。
参考までに我が家の濾過槽設置方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています → 【DIY】新水垂れ流しシステム用排水管の設置方法|アクリル水槽をDIYで改造
新水の注水
我が家の水量は濾過槽と合わせておそらく1,200リットル程。
注水量は、毎分125ccに設定し、月間約5,500リットルが垂れ流される計算です。
この数字は硝酸塩の試薬を使用して定期的に測定し問題のない範囲を探して設定しています。
しかしそれでも硝酸塩の数値は何とか50mg以下と高い数値なので本来はもっと換水すべきかも知れません。
暖かい季節であれば垂れ流し量を増やすだけでいいのですが、冬場は垂れ流し量を増やすと水温が下がりヒーターの稼働時間が増えてしまうので、定期的に30分~1時間、浄水器を通した水を蛇口全開で入れて調整します。

冬場は新水垂れ流しの配管に結露がつき、水滴が垂れることがあります。
そのため我が家では配管に断熱材をたっぷり巻き、結露や水滴による床濡れを防いでいます。
給水量の安定化にはニードルバルブの導入がおすすめです。
実際に設置した方法はこちらでまとめています。
ちなみに垂れ流し水栓は浄水器を使わず、水道水を直接入れています。
立ち上げた当初は浄水器を使用していましたが、微量であれば問題ないのでは?と外してから何年も経過しますが生体は問題なく育っています。
濾過槽内でヌマエビが大繁殖している位なので影響はないと捉えています。

浄水器を使用していた頃の写真。
真冬は水が冷たく、部屋が暖かいので結露が凄かったです。
今は水栓部からホース・配管まで断熱材やウレタンフォームで覆っています。
壁に洗濯機に接続するタイプの水栓がついています。
これは失敗でした。
壁の中に配管通す関係で壁が一部出っ張ります…。
導入した感想
大型水槽を置くなら、絶対に新水垂れ流しを導入しようと決めていたため、とても満足しています。
設備さえ整えば、週に一度の砂利や苔の掃除だけで維持可能です。
これから生体が増えても、垂れ流しシステムの本領が発揮されると思います。
大型水槽を設置する方には、ぜひ検討してほしい方法です。




コメント