我が家では熱帯魚を飼育するために、水槽専用の部屋を作っています。
広さは四畳半と決して広くはありませんが、給排水設備を作り水換えやメンテナンスがしやすい様に設備を整えています。
この記事では、四畳半の水槽部屋の設備やレイアウト、水槽の配置などを紹介します。
実際に運用して感じたメリットや不便だった点なども含めて紹介していきます。
水槽部屋の設備
水槽部屋を作る上でこだわったポイントは、日ごろのメンテナンスにできるだけ時間を取られないようにすること、そして室内で大体の作業が完結できる環境を作ることです。
排水を外に捨てるためにホースを長く伸ばしたり、バケツリレーをしたりといった手間が掛からないようにしたいと考えていました。
コンセントも照明用として天井付近に設置し、配線がぶら下がったりしない、見栄えの良い空間にすることを意識しています。
また、「男の秘密基地」のような雰囲気にしたいという思いもあり、その点については現在もコツコツとDIYで手を加えながら作り上げているところです。
シンク+混合水栓

水槽部屋にはシンクと混合水栓を設置しています。
混合水栓には分岐パーツを取り付け、浄水器を接続しています。
分岐パーツを取り付けると蛇口の位置が下がってしまうため、下向きのスワンネックへ交換することで使い勝手を改善しました。


浄水器は水槽棚へ固定しているため、毎回出し入れする必要がなく、換水時の手間を減らすことが出来ています。
部屋自体が狭く元栓にもすぐ手が届くため、給水ホースにバルブは設けていません。
浄水器には水温計を取り付けており、水道水の水温を常に確認できるようにすることで、換水時の急激な水温変化による事故を防止しています。

シンクについてはやや小さく、洗った物を一時的に置いておくスペースが無いため多少の不便さはあります。
しかし実際に運用してみると、冷凍餌の解凍や投げ込みフィルターの軽い洗浄程度でしか使用しておらず、大きな問題にはなっていません。

なお、大型水槽の物理濾過材については、散水ノズルや高圧洗浄機で勢いよく洗浄する必要があるため、室内のシンクでの洗浄は現実的ではありませんでした。
シンクには栓が付いているため、コケが付着した器具をハイターに漬け置きする用途としても活用しています。
新水垂れ流し用水栓・排水
新水垂れ流し用水栓は洗濯機等で使用される給水と同じ物が壁についています。
壁の内部に配管を通したりするために壁の一部が出っ張るふかし壁となり、スペースが無駄になってしまいました。
床から水栓が立ち上がる様にするべきだったと後悔しています。
いつかふかし壁を破壊して無駄なスペースを無くしたいと考えています。
新水垂れ流しは換水の手間がない事と水質が安定する等のメリットが大きく非常に助かっている反面、真冬に冷たい水が注がれてヒーターが稼働し電気代が上昇してしまう事やその地域の水道水の水質に依存する事になるため、地域によっては難しい種類が出てしまう等も考えられます。

個人的に気になるポイントが結露です。
真冬は特にそうですが、新水垂れ流しの配管やホースは非常に冷えるため、暖かい屋内+水槽による湿気が多い環境ではホースが結露し水が垂れます。
水漏れしてる?と思うくらい床に水が溜まっている事もありました。
現在は配管やホース類を断熱材でぐるぐる巻きにしたり、水栓の金属部分にウレタンフォームで断熱処理を施して結露を防止しています。
排水は洗濯機の排水と同じものを床に取り付けて貰い、塩ビパイプを差し込み使用しています。
塩ビパイプはVU40を使用していますが、少し削って無理やり差し込んでいます。


新水垂れ流しに関しては以下の記事にまとめてあります。
エアレーション環境
投げ込みフィルターやエアストーンによるエアレーションを行うため、水槽部屋にある全ての水槽へエアーを送ることが出来るよう、塩ビパイプで配管を作っています。





ブロワーは安永のAP-40を1台使用しています。
非常に強力ですが、今後水槽が増えたり、濾過槽へ強力な曝気を行いたいと思った時にはAP80などへ変更も考えています。
窓際の小物置き
窓際にちょっとしたカウンターを自作して植物を置いたりもしています。



電源について
4畳半の部屋ですが、水槽を多く設置する事を考えてコンセントの数は増やして貰いました。
コンセントの取り付け位置は少し高い位置にしてもらい、水槽の背面に隠れない様にしました。

水槽部屋のコンセント配置
- 180㎝水槽上部の枕棚内(照明用、2個口)
- 180㎝水槽の水槽台内へ2か所(ポンプ用4個口・ヒーター用2個口)
- 水槽棚側へ1か所(4個口)
- 2段式水槽台側へ1か所(2個口)
180㎝水槽のヒーターは1000Wあり、水槽部屋のブレーカーが1個では足りないと思い、ヒーター用のコンセントのみ別の回路にして貰いました。
水槽台を設置するとコンセントまでアクセスしにくくなり、結局延長コードや分岐タップを使用しているところもありますが、室内のどこでもエアレーションを行えるようにしている事、エアコン管理をしている事等からコンセントが増加してぐちゃぐちゃになってしまう事もないです。
停電対策
我が家にはソーラーパネルも蓄電池も無いため、停電が起きれば当然すべての電源が止まってしまいます。
そのため、ポータブル電源を用意し、停電時でもブロワーだけは稼働するようにしています。
購入したポータブル電源は、「エコフロー RIVER2 Max」です。
容量は512Whあり、消費電力が27WのAP-40であれば大体16~17時間時間稼働させる事が可能です。

容量が2048Whある大きなポータブル電源を購入すればレイシーポンプを15時間以上稼働させることが出来て安心なのですが、予算の関係で断念しました。
停電対策で発電機も検討しましたが、発電機は停電が発生した際に自分で発電機のエンジンをかけ、延長コードを繋ぐ作業が発生するため、寝てる間の停電・外出中の停電には対応する事が出来ません。
また、発電機はガソリンやガスボンベが必要でそれらの管理が増える事が手間でした。
ポータブル電源であれば、コンセントとブロワーの間にポータブル電源を中継するだけで停電時に自動でバッテリー給電に切り替わり、ブロワーの稼働が途切れることは無く、停電が長時間続いたとしても酸欠だけは防ぐことが可能となります。
私が購入したエコフローのシリーズは充電しながら給電できるパススルー充電、バックアップ電源としてのEPS機能の両方に対応しているためバッテリーへの負荷を抑えつつ、非常用電源として接続したまま置いておくことが出来ます。
停電が長引く場合には自家用車のシガーソケットやオルタネーターチャージャーを使用しての充電、ソーラーパネル等を使用した充電にも対応しています。
数日停電した経験は40年近く生きてきて1度だけですが、台風での停電には毎年不安を感じていました。
アクアリウムをしていると停電は常に不安の種ですが、ポータブル電源導入したことで「最低限エアレーションだけは止まらない」という安心感を得ることが出来ました。
水温管理について
水槽部屋はエアコンで室温が26℃前後になる様に管理しています。
夏は28℃前後になる事も多いのですが、自分が居心地の良い室温に調整しています。
ヒーターを入れて管理している水槽が大半ですが、基本的には室温で管理し、ヒーターはサポート的な役割になっています。
区画① 180×90×60水槽

アロワナやオスカー等の大型魚を飼育している水槽です。
玄関と水槽部屋の壁に穴を空け、玄関側からも鑑賞する事が出来ます。
飼育している大型魚の一覧はこちら
この水槽はセルフィンプレコを飼育していた事により、擦り傷だらけになってしまった事があります。
一度研磨し綺麗にした経験を以下の記事にまとめてあります。
180×90×60の水槽の設置方法
玄関と水槽部屋の間にある壁に鑑賞用の穴が開いており、水槽部屋側に水槽台を設置し水槽を載せているだけで特に難しい事はしていません。

水槽と壁の隙間を埋めるために隙間テープを貼っている程度です。
詳しい詳細についてはこちらの記事で紹介しています。
水槽台について
水槽台は2×4材と2×6材を使用し、家族の大工さんへ作成をして頂いた物になります。

使用した材料は米松です。
大工さんが現場での余った材料を使用して作ってくれたため、値段は不明ですがツーバイのサイズで売っている所は見たことがないので中々手に入らない素材なのかもしれません。
柱を2×6材、横架材を2×4材で作成しましたが、180㎝のスパンを2×4材で作成したら中央の部分で5ミリ以上のたわみが発生してしまい、後程補強工事を行いました。
(補強は左右の梁の接続部に補強用金具を取り付け、水槽台の中央部に梁を受けるための大引き的な役割をする木材を取り付けしました。)

いつからたわんでいたのかわかりませんが、そのまま長期利用していた場合、水槽が崩壊していた恐れもありました。
次回水槽台を作り直す時には水槽が乗る部分について鉄骨で作る様にしたいと考えています。
我が家は部屋の構造上、完成品の鉄アングル製水槽台を運び込むことが出来ません。
そのような制約がない方は鉄製のアングルを購入して使用する事を強くおすすめします。
床下補強について
水槽を設置している箇所の床下には補強が入っています。
新築時に施工して貰ったため、大した費用は掛かっていません。
水槽・水槽台・水、これらの重量は1トンを超えてくるため、床の補強は必須です。
照明の設置方法
水槽の上部には枕棚と言う、本来はクローゼット内の上部に物を置くための棚が設置されています。
棚の下側にはハンガーを引っ掛けるためのパイプがついており、そこへLED投光器を固定して水槽を照らしました。

現在はパイプを外し、ライティングレールに交換し、LEDのスポットライトで照らしています。

一時期はアクロトライアングルGROWを使用していましたが、故障してしまったため、安価なスポットライトで照らしています。
アクロトライアングルGROWと比べれば演色性・明るさ等において劣ってしまいますが、コケが生えにくい点はメリットです。

水槽を上部の枕棚から吊り下げ、枕棚内にあるコンセントから電源を取る事で水槽上部に余計な配線が無く、メンテナンスの際にも邪魔にならないため非常に快適です。
見た目とメンテナンス性を両立するのであればライティングレール化は非常におすすめです。
底砂について
大型魚飼育では底砂を敷くとメンテナンスが大変になってしまうため、ベアタンクで飼育する人が多い印象ですが、底砂を敷いた水槽の雰囲気が好きなので敷いています。
底面ブラックにしていないため、砂が偏ってしまうと反射してしまい見栄えはイマイチです。
砂利を敷く、敷かないに関わらず、底面ブラック水槽を頼めば良かったと後悔しているポイントです。
底砂は津軽プレミアムを使用しています。
2026年3月現在の津軽プレミアムは粒が小さくなり、私が使用している物とは違うサイズ感になってしまったそうです。

鹿島プレミアムが旧津軽プレミアムと似た印象です。
砂利のメンテナンスについては、オキシドラスが頻繁に砂利をかき回してくれているため、コケ掃除をする際に偏りを均す程度です。
過去に試した底砂
今まで色々な種類の底砂を試して来ましたが、180㎝水槽で実際に使用し、使用を諦めた砂が珪砂と溶岩砂利です。
雰囲気は良いのですが、実際に使用するとデメリットが目立ち管理が大変だったので撤去しました。
溶岩砂利はろ材へ転用し、珪砂は庭の芝生の目砂として撒いたので無駄にはなっていません。
このような失敗も含めて楽しいですね。
濾過設備について
大型魚の飼育を前提としており、大きな濾過槽を用意する事が必要でした。
現在は120×60×45の水槽を改造して使用しておりますが、本来はもう少し大きな濾過槽が欲しかったとも思っています。
新水垂れ流しの環境で管理する事は決まっていたため、少し濾過槽が小さくてもどうにかなるだろうと濾過槽を自作する事に踏み切りました。
結果的には毒性の高いアンモニアや亜硝酸の検出は無く、問題なく飼育する事が出来ています。
濾過槽
濾過槽は120×60×45の水槽を改造し、自作の引き出し型物理濾過ボックスを載せて運用しています。

濾過槽の仕様については以下の記事で細かく紹介しています。
ろ材
オーバーフロー水槽は濾過槽が大きいので多くのろ材が必要になります。
そのため選ぶポイントはコスパを重視しています。
ろ材はダイソーの多目的回収ネット(20×35)や洗濯ネットへ入れて投入しています。
使用している殆どのろ材が本来ろ材として販売されていない物になりますが、質より量で濾過能力を確保するという考え方で構成しています。
軽石
私が一番長い期間使用してきたろ材です。
園芸用の日向土を使用しています。

アクアリウムメーカーのろ材に比べれば耐久性や性能面で劣る点もあるとは思いますが、価格が非常に安く、ろ材を大量に使用するオーバーフロー水槽で使用する場合、コストを抑えることが出来て非常にオススメです。
溶岩砂利
濾過槽の大半を占めているのが園芸用として購入したレッドロック等の溶岩砂利です。
元々は飼育槽で使用していた物を転用しています。

溶岩砂利は多孔質で底床材として使用されたり、ろ材として販売されている物もありろ材として使用できるのではないか?と思い使用しています。
牡蠣殻
PHが急激に低下しない様、緩衝材として牡蠣殻を10キロ使用しています。
フリマアプリにて身を外した牡蠣殻が安く販売されているのでそれを購入し、洗浄後洗濯ネットに入れて濾過槽へ投入しています。

牡蠣の身の一部が残ったままの状態の物も多く混ざっていましたが、取り除くのが非常に面倒であったため、そのまま濾過槽へ投入しました。
水量があり、新水垂れ流しだからこそ出来る力業だと思います。
リングろ材
貰い物のリングろ材が1袋だけ入っています。
本当はすべてリングろ材にして通水性を良くしたいと考えていますが、費用が掛かる事、現状のろ材で飼育出来てしまっている事から中々手を付けられていません。
ポンプ
レイシー RMD-551を使用して水を循環させています。
正確な流量を測定したわけではないのでポンプの性能と揚程から計算した数値になりますが、1時間当たりの回転数は大体3回転程度の能力だと思います。

淡水魚であれば飼育水が1時間に3回転すれば問題ないと言う話も見聞きしますし、実際に濾過もされていてアンモニアや亜硝酸塩等は検出されていない状態をキープできています。
しかし我が家は飼育している魚が多く、与える餌の量・糞の量も比例して増加していくため、現在の回転数では餌槍後にキリっとした水になるまで丸1日以上の時間を要します。
毎日餌を与えると、糞汚れがなくなる前に餌を与えるのでずっと何かが舞っています。
水槽内の汚れを物理濾過へ送り込むための流量アップは今後の課題として検討中です。
ヒーター
日東(ニットー)のチタンヒーター1kwとサーモスタット(デルサーモ)を使用しています。
チタンヒーターは初期費用が非常に高く少し戸惑いましたが、耐久性が高く、壊れにくいと言う点を信じて購入に踏み切りました。

現在使用開始から8年が経過していますが故障せず使用出来ています。
初期費用は高いものの、長期間使用出来ている事を考えると結果的にコストパフォーマンスは悪くないと感じています。
チタンヒーターは金属部がアクリルや塩ビに接触すると溶けてしまい、水槽に穴が開く恐れがあるため、ヒーターカバーを自作して使用しています。
特にオーバーフロー水槽の場合、濾過槽内でヒーターを使用するケースが多く、塩ビとの接触リスクが高いため注意が必要です。
ヒーターカバーの作成方法については以下の記事で紹介しています。
濾過槽内でヌマエビを飼育
設備から少し話がズレるかもしれませんが、濾過槽内にヌマエビ等の生体を入れる事で濾過槽にたまる汚れ等をエビが食べて綺麗にしてくれるとYOUTUBEで見たので真似をしてみました。
ヌマエビは近所の用水路で捕まえて来たもので種類は不明ですが、濾過槽内にはヌマエビが大繁殖してスノコの下にたまっていた汚れもより小さな物質に分解されているように見えます。
ヌマエビを入れてから1年以上経過しますが、濾過槽に手を入れる事は無く、完全に放置出来ている状態です。
追々大き目のリングろ材に交換し、ろ材の隙間にもエビが入り込める環境を作ってあげる事で目詰まりせず、ろ材の中をエビが歩き回ってお掃除してくれる環境が作れるのではないかと目論んでいます。
新水垂れ流しの排水部、ポンプの給水部にはエビが吸い込まれない様に鉢底ネットでストレーナーを作成して取り付けています。



しかしエビも生き物です。
生きている以上、硝酸塩を蓄積させる原因にもなりますし、水質の悪化でエビが大量死する事で水質悪化に拍車をかけてしまう恐れがあります。
そのため、安定しているように見えても過信は禁物であり、導入は自己責任で行う必要があります。
上手く機能すれば濾過槽のメンテナンス頻度を大幅に減らせる可能性があり、個人的には非常に面白い試みだと感じています。
区画② 水槽棚

カブトニオイガメやコリドラス等を中心とした小型のテトラ類を飼育する水槽が設置されています。
水槽部屋に入って左側の壁は全て棚になっています。
水槽棚の仕様
水槽棚は横幅1,924mm、高さ2,550mm、奥行600と非常に巨大な物になっています。
棚板は4段あり、1段目に濾過槽、2段目に飼育槽、3段目も飼育槽、4段目が物置になっています。
細かいサイズは以下の通りです。
- 1段目 1205×600×550 605×600×550
- 2段目 1205×600×750 605×600×750
- 3段目 1848×600×550
- 4段目 1848×600×360
※内寸は隙間なくピッタリがカッコいいと余裕を取らずに作成してしまったため、地震等で揺れた際に水槽台と水槽が干渉し、水槽が破損するリスクが残りました。
余裕は大事です。
自作する場合には左右10ミリ位の余裕を持った方がいいでしょう。
高さのある台のため、天井まで柱を伸ばし突っ張る事で倒れてしまう事を防止しています。

この水槽棚を自作する工程はこちらの記事にまとめてあります。
追加工事
水槽棚は作成後から追加工事が施され、仕様変化や収納の増築が行われています。
収納に関しては特に大幅な増築が行われています。
DIYや趣味に関する工具・道具類も水槽部屋へ収納しているため、場所の確保には常に頭を悩ませています。
3段目の柱を撤去
3段目には45×30×36の水槽を縦置きで並べる計画があり、水槽を2本用意して605㎜の間口のところへ設置をしてみました。
横幅をぎりぎりに作りすぎてしまい、水槽と柱の隙間が全くなく、少しの揺れで水槽に干渉してしまうリスクを感じ、柱を切断しました。



4段目に乗せる物は工具類で持ち上げて載せられる程度の重さしかないため、真ん中の柱を切っても問題はないと言う判断です。
それにより3段目の間口は1848㎜と広く取る事が出来るようになりました。
奥行を拡張
奥行を45㎝で作成していたのですが、60㎝にしたくなってしまったため、拡張工事を行いました。



素人の工事なので多少のずれは生まれてしまいますが、奥行が60㎝ある水槽を設置する前に棚板を張り替えて水槽マットを敷き、誤差を吸収しようと思います。
物置を拡張①
水槽棚と壁の間にシンクがありますが、その上部がデッドスペースになっていて勿体ないと感じたため、棚と壁の間に収納を作りました。
DIYで仕様している細々した工具や材料類をまとめて置いています。



持ち家ではありますが、壁にビスを打ちたくなかったため、アジャスターを自作して壁側に柱を立て、水槽棚と柱の間に棚板を取り付けしました。
物置を拡張②
水槽棚の対面にある180㎝水槽の上部にある枕棚まで梁を渡し、収納を増築しました。

対面にある枕棚とはビスで強固に固定してあるため、水槽棚が倒れてしまう事はなくなるでしょう。
板壁を作成
利用頻度の高い工具を収納したいと言う名目で、ただただカッコいいから作りました。



アクアリウムとは関係がなくなってしまいますが、水槽部屋も結局趣味の部屋なので、自分がカッコいいと思える空間にしたいと思っています。
長さのある工具等、壁に引っ掛けて置ける事は大きなメリットです。
設置している水槽について
水槽を置く場所を増やしはしましたが、2026年2月現在で4本しか使用していません。
現在どのようにするか構想を練っている段階です。
90×45×45 カメ水槽
カブトニオイガメを飼育している水槽です。
この水槽はリビング側の壁に穴を空けているため、リビングから鑑賞する事が可能です。


ネオンテトラやラミーノーズテトラ等の小型魚と一緒に飼育しており、オーバーフロー水槽です。
追々120×60×45に入れ替えたいと考えていますが、間口をギリギリで作ってしまったため、その点をどうするか検討中です。
底砂は田砂を使用し、寝床の植木鉢と木の枝を入れた簡素なレイアウトです。
60×45×45 コリドラス水槽
コリドラスを中心に飼育している水槽です。
正確に数えた事はありませんが、50匹以上いそうです。

水槽の割に多く飼育しており、餌も大量に与えています。
それでも水が痛まないのはカメ水槽と集中濾過で管理し、水量が豊富な事による物でしょう。
この水槽で飼育しているコリドラスの管理方法はこちらの記事にまとめてあります。
蓋について
オールガラス水槽のため、蓋をする場合には蓋受けが必要になるのですが、塩ビ板の端材を使用して蓋受けを作ってみました。



これにより蓋を綺麗に載せることが出来るようになりました。
45×30×36
こちらの水槽は水槽台を作成した後に勢いで購入し設置した水槽です。
現在は気が強すぎるアフリカンシクリッドを1匹飼育しているだけで追々撤去する水槽になります。

2本ありますが1本は何も入っていません。
オールガラス水槽へ塩ビ板でフランジを取り付けし、蓋を置けるように加工。
穴を空け、排水バルブを取り付けした事により簡単に換水する事が出来るように改造を施してあります。
照明について
照明は2段目・3段目にライティングレールを取り付けし、2段目にアクロトライアングルVIVIDを吊り下げ、3段目にはLEDのスポットライトを使用しています。

電源を180㎝水槽の照明用タイマーから分岐しているため、部屋の照明全てが時間で同時に点灯・消灯するようになっています。
濾過設備について
ここでは主に90×45×45水槽と60×45×45水槽の濾過について紹介します。
この2本の水槽はオーバーフロー加工されており、集中濾過で管理しています。
物理濾過
この水槽は試験的に物理濾過ボックスに物理ろ材を入れず、落水音を減らすための人工芝を入れているだけです。

濾過槽が小さく、ろ材洗浄に要する時間が30分も掛からない事から物理濾過を排除し、生物ろ材に物理濾過もさせてしまおうと言う狙いです。
物理濾過が無いため、デトリタスの量も増加しますが、3か月以上ノータッチで景観も変わらず維持できています。
外部フィルターにリングろ材だけ使用して回している状態とやっている事は同じです。
ろ材の量が多いオーバーフローの方が目詰まりしにくいので飼育している生体、数によっては物理濾過なしでの運用も成り立つと考えています。
ただし、生体数が多い環境や給餌量が多い場合は急激に汚れが蓄積する可能性もあるため、
全ての環境でおすすめできる方法ではありません。
ろ材
180㎝水槽のろ材は軽石や溶岩砂利で構成されていたことに対し、こちらの濾過槽はエーハイム社のろ材で構成されています。
どのろ材も10年以上使用して壊れる事無く、現在も濾過をし続けてくれている優秀なろ材です。

当時の私には生物濾過=多孔質と言う考えが根強くあり、多孔質ろ材のサブストラットプロを多く使用していますが、今買いなおすなら通水性を重視して100%リングろ材にするかも知れません。
ろ材の性能差を気にするよりも、「十分な量」と「安定した通水」を確保する方が、
実際の飼育においては遥かに重要だと感じています。
エーハイム メック
定番のリングろ材です。
多孔質ろ材や水質調整作用等を売りにしているろ材が多くある中、メックはそのような売り文句のないシンプルなろ材です。
10年以上使用している経験から高耐久である事は間違いないと思っています。
洗い方には気を付ける必要がありますが、ボロボロ崩れる様な壊れ方はしていません。
エーハイム サブストラットプロ
定番の多孔質ろ材です。
多孔質ろ材については各社様々な商品を開発しており、多くの商品が販売されています。
水質に影響がなく、耐久性が高いものであればなんでも良いと思います。
10年以上使用していますがサブストラットプロも崩れる事無く使用出来ています。
ポンプ
使用しているポンプは「HSBAO DEP-4000」を使用して、2本の水槽へ給水しています。

このポンプは99段階で流量調整が可能なタイプで、現在は約70%の出力で運用しています。
消費電力の割にパワーがあり、耐久性に問題が無ければ180㎝水槽にも導入をしたく、試験運用的な感じで使用しています。
配管は2本の水槽へ分岐しているため、正確な回転数の測定は行っていませんが、どちらの水槽も水質・透明感ともに問題なく維持出来ています。
流量を上げれば物理濾過へのゴミの到達速度が上がり、見た目のクリアさは向上しますが、その分ポンプの消費電力が増加したり、水流が強すぎて魚へ負担を与えるリスクも高まります。
そのため、現状は「問題なく飼育出来ている範囲」で流量を抑えた運用としています。
水の回転数や濾過器の選定には一般的な目安は存在しますが、最終的には数値よりも実際の水質や魚の状態を優先し、調子よく維持出来ていればそれが正解だと考えています。
ヒーター
エアコン管理のため、ヒーターは保険として使用しています。
コトブキの300Wヒーターを1本使用し、24℃設定にしています。
基本的に水温が26℃前後あるため、暖房が止まってしまった場合等にしか稼働していないはずです。
1年ごとの交換を推奨されていますが、稼働する機会が少ないため、定期的にサーモスタットのダイヤルを回し、ヒーターが故障していないかどうかの確認を行っています。
区画③ 2段式水槽台
この区画は横76.2cm × 奥行61cm × 高さ93cmの水槽台を自作し、設置しています。
奥行きを61㎝取っているので60㎝水槽を縦向きに設置する事が出来ます。

水槽台の自作に関しては以下のリンクに詳細をまとめてあります。
この区画は水槽の数を増やしながらもメンテナンスの手間は最小限に抑える加工が施してあります。
上段
上段には60×45×45と60×30×36が設置してあります。
二本とも背面に穴を空け、サイドオーバーフロー加工を施し、180㎝水槽の濾過槽で濾過を行っています。
そのため、メンテナンスは正面だけコケを掃除し、砂をかき混ぜて汚れを舞いあげ濾過槽へ流す程度で済んでいます。
180㎝水槽と連結していると言う事は水量が1000ℓ以上あり、水質が安定しやすいのもメリットです。
サイドオーバーフロー水槽の作成方法は以下のリンクにまとめてあります。
下段
下段の水槽は他の水槽と連結させる事は厳しく集中濾過で管理する事が出来ないため、個別に管理をしています。
濾過はシンプルに投げ込みフィルターのみを使用し、ヒーターの設置もしていません。
暖房がついていれば水温が23度前後で安定するため、金魚やコリドラスの飼育に差支えはないと考えています。
低い位置に水槽を設置するとサイフォンが効きにくく、底砂掃除がしにくいため、ベアタンクでの運用としています。
ベアタンクの場合、底面のガラスが反射して魚が落ち着かないと言われているので底面に黒いPPシートを貼って底面ブラック化しました。
底面ブラック化については以下のリンクにまとめてあります。
換水を簡単にするために水槽底面に穴を空け、排水バルブを取り付ける加工を行っているため、換水はバルブを捻って排水、浄水器を通した水を注水するだけとメンテナンスの手間は出来る限り簡単にしました。

排水の加工については以下のリンクにまとめてあります。
この水槽は楽に維持をするための割り切りを詰め込んだ構成になっています。
水槽部屋は「やりたい事を全部やるための場所」
個人的に一番優先しているのは「水槽をどれだけ置けるか」「趣味の道具をどれだけ詰め込めるか」という点です。
水槽部屋は、アクアリウムだけでなく自分の趣味を全て詰め込んだ空間です。
その中で多くの水槽を維持していくために、メンテナンスの手間を減らす工夫を積み重ねてきました。
・水換えが楽に出来るか
・掃除の手間が減るか
・配線や設備が邪魔にならないか
こういった要素は「楽をするため」というよりも、「やりたい事を続けるため」に重要なポイントだと感じています。
一方で、ふかし壁によるスペースのロスや、水槽台の寸法ミスなど、実際に作ってみて初めて気付く後悔ポイントも多くありました。
これから水槽部屋を作る方は、この記事で紹介したような「良かった点」だけでなく、「失敗した点」も参考にして頂ければと思います。
水槽部屋は一度作ると簡単にはやり直しが出来ません。
だからこそ、最初の設計が非常に重要です。
自分のやりたい事を明確にして、それを実現出来る環境を作ることが、水槽部屋作りでは何より大切だと思います。




















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