今回は中古で購入したアクリル水槽をオーバーフロー加工し、コーナーカバーを自作して稼働させてみたお話です。
作業に夢中になっており「写真が足りないよ!」と言う点はありますが、参考になれば幸いです。
オーバーフロー水槽とは?我が家のオーバーフロー水槽システムの紹介はこちら
中古アクリル水槽を購入
加工に使用した水槽は1200×600×450の水槽です。
ヤフーオークションにて近所から引取限定で出品されており破格で購入する事が出来ました。
水槽に穴を開ける
自分でOF加工する場合、穴を空ける位置は自由に決められますが水槽台の梁に触れない様に注意が必要です。

2×4材で梁の位置を再現し、正面から見て左奥になる位置へ穴を空けました。
使用した工具は電動ドリルとホールソーです。
ホールソーは木材用のため、いまいちスムーズに穴があかない印象ですが、他のホールソーを使用した事がないので違いはわかりません…。
今まで何本も水槽に穴を空けていますが、破格とは言え1か月のお小遣いの大半を使用して購入しているため、緊張が走ります。

無事に穴があきました。

穴のサイズは50mmで、VU40の排水用バルブソケットが入るサイズとしました。
コーナーカバーを作る
排水管へ魚が吸い込まれない様にするため、コーナーカバーを自作しました。
吸盤で張り付けるタイプの物を購入する事も考えましたが、塩ビ板の端材もあったので作成してみました。
コーナーカバーのサイズは横150㎜、縦420㎜で3㎜の塩ビ板で作成しました。
作成自体はスリットを入れた板を二枚用意して、補強棒を使用してL字に接着、スリット部にも上下で補強を行えば完成です。
①寸法通り板を切る
塩ビ板等をカットする時にはアクリルカッターを使用して何度も切り込みを入れて折ると言うのが一般的?なのかもしれませんが、私は丸ノコを持っているので丸ノコでカットしています。

自作の丸ノコガイドを使用すればある程度の精度でまっすぐカットする事が出来るので重宝しています。
丸ノコの刃は普通の木材用を使用し、刃の深さを塩ビ板をギリギリ切断出来る程度にしてあげると割れる事無く綺麗にカットする事が出来ます。(寒い時期は樹脂が硬くなり割れるかもしれません)
②スリットを入れる
水を通すためのスリットをあける作業です。
この作業も丸ノコを使用しています。

カットした塩ビ板を二枚重ねてマスキングテープで固定し、好みの長さのスリットを丸ノコで入れていきます。
丸ノコの特性上、裏表両方からスリットを入れないと同じ長さにする事が出来ませんのでこの作業は地味に手間が掛かりました。
丸ノコの刃の厚みがスリットの太さになるのですが、私の持っている丸ノコの刃は2ミリ程度のスリットで細く、水面の油膜が上手く流れてくれなかったため、スリットを1ミリ程度太くする加工を行いました。
③組み立てる
板を切り終えたら組み立てです。

ある程度確認してからカットしましたが、間違いが無いように一度仮合わせしています。

直角に接着してやる必要があるため、このようなコーナークランプがあると非常に便利です。
もちろんマスキングテープで固定したり、手で押さえながら作業する事も可能です。

注射針の様なノズルを使用して板と板の隙間に流し込むだけなのですが、板同士を強く密着させていると入り込みにくく、スカスカだとくっ付かないので軽く触れている程度に調整します。
絶妙な隙間が出来ていればスゥーっと溶剤が隙間に入り込み、あっという間に接着されます。
切断面をカンナ等で面取りしておくと接着剤が流れ込みやすくなります。
(手抜きしてサボりました)
板同士の接着が終わったら補強用の三角棒と、スリット部の補強として端材を接着します。
(写真撮り忘れました)
④水槽に合わせて角棒を接着する
コーナーカバーは置くだけでは動いてしまいます。
吸盤で固定する方法も考えましたが、吸盤は硬化して吸着力が弱くなる等のデメリットがあるため、今回はアクリル角棒を使用してコーナーカバーの両端を押さえる仕様にしました。

コーナーカバーを置いて角棒の位置を決め、マスキングテープで固定します。

水槽と角棒はアクリル製のため、アクリル用の接着剤を使用して接着していきます。
接着剤の扱いは塩ビ用接着剤と同様、注射針の様なノズルで流し込んでいくだけです。

接着が終わり、コーナーカバーを取り付けた様子です。
脱着する時は少しだけコーナーカバーを変形させて脱着させるので、大型魚の突撃なんかが無い限りはそう簡単には外れません。
スリットの補強として塩ビ板を張り付けていますが、下部は砂が入らない様に底面のスリットを塞ぎ、上部は水面の流れを邪魔しない様に水面よりも低い位置に補強を入れました。
配管をする際に吐出口になる部分へ穴を空けて配管が通る様にしました。
配管を組む
コーナーカバーが完成したらオーバーフロー管を取り付けます。
バルブソケットにゴムパッキンをはさみ、ぎゅっと締め付けてやれば水漏れはしないとは思いますが、念のためにシリコンでコーキングを施しました。
水槽で使用するコーキングは防カビ材の入っていないバスボンドQを使用しました。
水槽にも使えると明記された商品なので安心して使用する事が出来ます。
ゴムパッキンは丁度良いサイズの物が手に入らず、少し小さいのを無理やり使用しました。
カットして使用できるゴムパッキンもあるのでコンパスを用意して自分で丁度良いサイズのパッキンを使用するのも良いでしょう。
塩ビは全て塩ビ管用の接着剤で接着しています。


汚い仕上がりですが…
そんなに見える場所でもないので良しとしましょう。
完全に硬化するまで数日放置し、水を張って水漏れチェックとあく抜きを行います。
吐出口は排水管の中からパイプが立ち上がってくる仕様になるため、配管の下部にはピストル管がついています。
ピストル管を使用する事で給水用の穴あけをしたり、水槽の縁に給水用の配管をセットしたりする必要がなくなり見た目がすっきりします。
水を入れて稼働開始
水漏れチェックとあく抜きが終わり、ポンプと接続して稼働させました。

90×45×45からのサイズアップで蓋がありませんが、フランジもあるのでコーナーカバーの周りだけよじ登れない様に蓋が出来れば十分でしょう。
飼育する生体は主にカブトニオイガメですのでのびのび泳いでいて気持ちがいいです。


リビング側から覗いた時には見えない場所へオーバーフロー管が設置されているのでスッキリしています。
まとめ
オーバーフロー水槽は道具さえあれば意外と簡単に作成する事が出来ます。
市販されている水槽に比べれば出来栄えは悪い部分もありますが、コーナーカバーを黒い塩ビ板で作成してしまえばシリコンが多少雑でもわかりません(笑)
水漏れや破損のリスクはありますが、水槽に穴を空けられるようになると設備作成の幅が大きく広がります。
不安がある場合には安くはありませんが買ってしまうのが確実です。
自己責任にはなりますが、DIYが好きな方はチャレンジしてみるのも面白いですよ。



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