メガロドラスは、重厚な体格と独特な存在感を持つナマズの一種で、大型魚水槽の底物として人気の高い魚です。
一見地味にも見えますが、よく観察すると愛嬌のある動きや仕草があり、飼い込むほどに魅力が増していきます。
この記事では、実際の飼育環境や成長の様子、混泳時の注意点などを中心に、メガロドラスの飼育について紹介していきます。
メガロドラスとはどんな魚か?

横から撮影できなかった事が悔やまれます。
メガロドラスは、体側に並ぶ棘状の突起が特徴的な大型ナマズの一種です。
顔つきは丸みがあり可愛らしい印象ですが、身体の横に入るゴツゴツした棘によって、一気にワイルドな雰囲気も感じさせてくれます。
性格は非常に温厚でおとなしく、混泳にも向いている魚です。
その反面、動きはかなり少なく、じっとしている時間が長いため、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
自然下では最大70cmほどになるとも言われていますが、実際にそこまで大きい個体はなかなか見かけません。
私自身、過去に茨城県のアクアショップで60cm近い個体を見たことがありますが、その迫力は圧巻でした。
その個体に影響を受けて飼育を始めましたが、実際に飼ってみると成長はかなり緩やかです。
派手さや動きの多さを求める魚ではありませんが、独特の存在感があり、水槽に一匹いるだけで雰囲気が変わる魚です。
7年飼育した現在の姿と飼育環境
メガロドラスの成長は非常に緩やかで、飼育7年経過した今でも45㎝程度と大きくはなりましたが自然下の最大サイズには遠く及ばない大きさです。

ある程度の大きさまでは成長を感じられますが、40㎝位からの成長は鈍く、1年前の写真と見比べても変化が分からず、数年単位で写真を並べて気が付くレベルの成長速度です。

後ろのオキシドラスがデカすぎてメガロドラスが小さく見えます。
飼育下では中々大きくならないとも聞きますが、何となく寿命が長そうな雰囲気を感じますのでこれからの成長にも淡い期待を抱いています。
90㎝水槽でも長期間飼育する事が出来そうですね。
導入直後の様子

お分かり頂けるだろうか…。

メガロドラスは基本的に物陰に隠れて殆ど動きのない魚です。
照明を消した後に餌を入れるとモゾモゾ動き出す。
その様な魚です。

しかし慣れてくれば明るい時でも餌に反応し、お腹いっぱい食べてくれる時もあります。
全く出てこない事が殆どです。
正直何を食べてるのか不安になるレベルでした。
当時の飼育環境は60㎝規格水槽に底面フィルター+大磯砂と言う簡易的な環境でオスカーの幼魚と飼育をしていました。
メガロドラスのサイズは10㎝位でのお迎えです。
飼育開始から4か月

60×45×45の水槽を手に入れ、上部濾過+水作エイトMで管理を始めました。
オスカーからも特にちょっかい出される事もなく、平和に飼育する事が出来ていました。

頭から尻尾の先までで15㎝位になりました。
飼育開始から1年(180㎝水槽での混泳を開始)
当時はキクラを飼育していなかったため、25㎝無い位のサイズで180㎝水槽へ合流させました。

流木を入れていたので夜中以外は流木の影に隠れており、観賞魚とは言えない状態です。
飼育開始から約4年

全長は約35㎝位でしょうか。

流木を取り出したら水槽の端っこに定住するようになり、観察が非常にしやすくなりました。
隠れ家を失い、泳ぎ回る姿も見ることが出来るようになりましたが、可能であれば隠れる場所を用意してあげるほうが良いでしょう。
7年目の時点で45㎝位なので3年で10㎝しか伸びていませんね。
飼育環境(180㎝混泳水槽)


水槽:1800×900×600
水温:約26度(エアコン管理)
濾過:オーバーフロー濾過(1200×600×450)
換水:新水垂れ流し
大型魚を複数飼育しても水質を安定させるため、不要な水槽を使用して自作した濾過システムです。
水槽部屋全体の設備については別記事で詳しくまとめています。
180cm水槽を含めた水槽部屋の全体構成はこちら
180cm水槽で混泳している魚たちの種類や特徴はこちらで詳しく紹介しています。
与えている餌
人工飼料に餌付いていたのでほぼ100%人工飼料で育ててきました。
同居してるオスカーにヌマエビを与えたりしましたが、そのヌマエビを追いかけて捕食する様な姿は見ることが出来なかったので自然界で何を食べているのか疑問です。
餌は沈む物であれば何でも食べます。
基本的には咲ひかり(育成用)Mサイズを与えています。

スポスポ吸い込むように食べる姿は非常に可愛いです。
餌取りは早いとは言えません。
動画内でも横からオキシドラスが現れ、餌をすべて奪われた上に砂利を掛けられる散々な状態です。
飼育で意識しているポイント(水質・管理)
基礎的な熱帯魚の飼育知識・環境さえ整っていれば簡単に飼育出来る魚だと感じています。
私自身、メガロドラスを飼育する上で苦労した事はありません。
日中に動きが無さ過ぎて生きているか不安になる位です(笑)
餌を与えても反応のある日・ない日があり、その辺は魚に任せて気にしない様にしています。
腹が減れば食べるでしょう。
水槽掃除の際にすみっこにいるメガロドラスをどかす事がありますが、胸鰭と胴体の間に手を入れない様に注意してください。
挟まれると結構痛いです…。
混泳の注意点
非常に温厚な性格で、メガロドラスから喧嘩を売る様な事はありません。
隠れ家があればそこでジッとしているので被害にあう事も少ないでしょう。

しかし執拗に攻撃を受け続ける様な環境は好ましくないので縄張り意識が高すぎる魚等との混泳は控えた方が良いでしょう。
我が家ではオスカーやキクラ等のシクリッドが多数飼育されている水槽で現状問題なく混泳が出来ています。
まとめ

メガロドラスは、派手さや動きの多さを求める魚ではありません。
しかし、その重厚な見た目と独特の存在感は、他の魚にはない魅力があります。
成長は非常にゆっくりで、日中はほとんど動かないため、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
それでも長く付き合っていく中で、少しずつ変化していく姿や、餌に反応する瞬間などに面白さを見出せる魚です。
混泳もしやすく飼育自体は難しくないため、大型魚水槽の底物としては非常に扱いやすい存在だと感じています。
「あまり動かなくてもいい」「存在感のある魚が欲しい」
そんな人には、メガロドラスはしっかりハマる一匹になるはずです。





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