パプアンサーモンキャットを飼育しようと思って、まず最初にやったのがネットでの検索でした。
ですが、正直なところ——情報はほとんど出てきません。
淡水で長期飼育できるのか。
どれくらいのサイズまで成長するのか。
混泳は可能なのか。
水質や餌はどうすればいいのか。
気になるポイントはいくらでもあるのに、はっきりとした答えが見つからない。
「結局この魚、どう飼えばいいんだ?」
そんな状態のまま、「とりあえず飼ってみるか」と飼育をスタートしました。
この記事では、実際にパプアンサーモンキャットを1年間飼育してきた経験をもとに、飼育環境や成長、性格、混泳の様子などをまとめています。
これから飼育を考えている人の判断材料になれば幸いです。
パプアンサーモンキャットとはどんな魚か?
パプアンサーモンキャットは、ニューギニア周辺に生息する大型のナマズの一種です。
見た目はナマズらしいフォルムながら、体色や雰囲気はどこかサーモン(鮭)を思わせる独特な魚で、流通量は少なくマイナーな存在です。

確かにサーモンに見えなくも…無いか…?
最大で50cmを超える個体もおり、見た目以上にしっかりとした飼育設備が必要になります。
また、淡水だけでなく汽水域にも生息しているとされており、飼育に関する情報が少ないこともあって、実際のところが分かりにくい魚でもあります。
1年飼育した現在の姿と飼育環境

飼育から1年が経過し、現在30㎝前後に育っています。
図鑑で見る姿よりも少々おデブ…立派な体形をしていると思います。
導入直後の様子

パッキングされた状態で撮影した写真です。
体長は10㎝も無く、とても小さく可愛いサイズでお迎えしました。
体色が飛んでいて何の魚か一見してもわからないですね。

45×30×36㎝の水槽に投げ込みフィルターを入れた簡単な環境で飼育を開始しました。
活発に泳ぎまわり見ていて飽きない魚です。
45㎝水槽は仮の飼育水槽であり、60×45×45㎝水槽の空きが出来次第そちらに移動させたため、45㎝水槽での実際の飼育期間は1か月程度です。
飼育開始から5か月

餌を良く食べグングン成長しています。

60×45×45㎝水槽を縦向きに設置しているため、横幅が45㎝の水槽となっています。
この時点で大体20㎝前後ある様に見えます。
飼育から10か月

25㎝前後にまで育ったので180×90×60㎝の水槽にて大型魚との混泳を開始しました。
大きな他の魚に臆することなく、泳ぎ回ってくれて一安心です。
飼育環境(180㎝混泳水槽)


水槽:1800×900×600
水温:約26度(エアコン管理)
濾過:オーバーフロー濾過(1200×600×450)
換水:新水垂れ流し
大型魚を複数飼育しても水質を安定させるため、不要な水槽を使用して自作した濾過システムです。
水槽部屋全体の設備については別記事で詳しくまとめています。
180cm水槽を含めた水槽部屋の全体構成はこちら
180cm水槽で混泳している魚たちの種類や特徴はこちらで詳しく紹介しています。
与えている餌
導入直後の頃は冷凍アカムシを中心におとひめを割って与えていました。
元気に泳ぎ回りアカムシを食べる姿が非常に可愛いです。
お腹が破裂するのではないかと不安になるくらい食べ続けます。
現在は咲ひかり「育成用」のMサイズと、同居魚用に与えている「おとひめEP6」が中心です。
同居魚が咲ひかりに餌付き次第、おとひめの使用はやめる予定です。
(太るので…)
餌は何でも良く食べる印象です。
口も大きいので咲ひかりLサイズも平気で飲み込んでしまいます。
「口に入るサイズの魚は餌になる」そういう点は立派なナマズだと思います。
パプアンサーモンキャットの水質と飼育のポイント
パプアンサーモンキャットの情報は少なく、検索を掛けると弱酸性~弱アルカリ性と幅広く対応している事がわかります。
汽水域にも生息している様なので弱酸性よりも弱アルカリ寄りで管理した方が良いのではないか?と換水頻度は高めで管理していました。
私の住む地域の水道水は硬度が高く弱アルカリ性のため、換水頻度を上げることで弱アルカリを維持しやすい環境です。
有識者によるとPHが下がりすぎると一気に弱る、大きくならないなどの情報を得ることが出来たのでその辺は注意して管理しています。
現在飼育している180㎝水槽に濾過槽に牡蠣殻を入れ、新水垂れ流しで管理しているため、基本的には中性~弱アルカリを維持できており、現時点では餌食いも良く元気に育てる事が出来ています。
混泳の注意点
我が家では同居魚がパプアンサーモンキャットよりも遥かに大きな事もあり、他の魚に攻撃を加えたりする様子は確認されておりません。
混泳開始時は同居魚からの洗礼をうけ、あちらこちらにケガをしてしまいましたが、それでもへこたれる事無く泳ぎ回り餌を食べている様子からメンタルは強い魚と言うイメージです。
注意点としてはその食欲にあると考えています。
餌への反応が非常に良く、ドンドン餌を吸いこんでいきます。
口に入ってしまう生き物は全て捕食対象になってしまうため、注意が必要です。
我が家ではパプアンサーモンキャットを混泳させたことにより、ポリプテルス達へ餌が回らない問題が加速してしまいました。
同居魚へ餌が回っているか?よく確認してあげる必要がありそうです。
まとめ
アクアライフで飼育されている方の写真を見て気になり、飼育するに至りましたが情報が少なく、1年飼育した今でも、「このままの飼育環境で問題ないのだろうか?」と疑問は残ります。
飼育している魚も南米の魚が中心なので汽水にするわけにもいきません。
しかし魚を見ていると元気よく泳ぎ回り、良く餌を食べている様子から、少なくとも淡水環境でも十分に飼育可能な魚であると感じています。

大型ドラスとはまた違った魅力があり、愛嬌のある魚でとても気に入っている一匹です。
この記事を見て少しでもパプアンサーモンキャットの魅力が伝われば嬉しいです。
飼育環境の詳細については、水槽部屋の記事でも紹介しています。





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