キクラ・インターメディアは、大型魚の中でも発色が良く、水槽内でしっかり存在感を放つシクリッドです。
この記事では、実際に飼育して感じた特徴や成長の様子、混泳の注意点について紹介します。
キクラ・インターメディアとはどんな魚か?

地味な魚が多い大型魚の中でも、ひと際目立つ鮮やかな色彩を持つシクリッドです。
黄色・赤・青・緑といった複数の色が混じり、1匹いるだけで水槽内が一気に華やかになります。
それでいて大きく育ち、活発に泳ぎ回るため見ていて飽きません。
餌への反応も非常に早く、捕食シーンは水しぶきが舞い上がり迫力があります。
その食欲は、食いしん坊で知られるオスカーを上回ると感じるほどです。
5年飼育した現在の姿と飼育環境

全長は50㎝前後に迫り、明らかに食べすぎなデブ…立派な姿に育っています。
全体的に黄色+緑の色彩に、ヒレが赤く、尾びれの上半分は青く発色しとても美しい魚です。
しかしシクリッドに多い穴あきが各所に発生してしまい、見た目が少々気になります。
良くも悪くもならず、元気も良いので様子見しています。(何年も)
導入直後の様子

導入直後は60㎝規格水槽に上部濾過と水作エイトを設置し、水温26℃でメダカを入れて飼育していました。

人工飼料には餌付いていない個体だった為、導入から1か月程度は大きくして体力を付けることを優先し、用水路でヌマエビを取ってきて与えたり、メダカを買ってきて与えたりしていました。
飼育開始から1か月

少し魚体がガシッとしたので人工飼料への切り替えを行いました。
冷凍アカムシを入れ、餌をくれる人であることを刷り込み、小さく砕いたカーニバルやおとひめを入れ、あっさりと切り替えが終わりました。
飼育から7か月

尻尾の先に赤色が出ていますが、全体的に地味な姿をしています。
人工飼料に餌付いているため、殆ど人工飼料で飼育していました。
飼育から10か月~1年(180㎝水槽での混泳を開始)

20㎝を超え、メインタンクにて混泳を開始しました。
周りの魚が大きく、最初は追いかけられたりちょっかいを出されたりと少し不安を感じましたが大きなトラブルもなく、スクスクと育ちました。
180㎝水槽へ移してからの成長は早く、よく泳ぎ回り水槽に入る餌を片っ端から奪っていくため、いつも口の中は餌でパンパンに…

飼育開始後1年で30㎝以上には成長しました。
しかし地味な体色は変わらず、当時は本当に綺麗になるのだろうか…と思っていました。
飼育から2年

キクラらしい鮮やかな体色になってきました。
特に陽の光に照らされると非常に綺麗でピーコック(孔雀)バスと呼ばれる事にも納得です。
オスカーに負けない体格になり、オスカーを追い払う様な動きを見せる事も増えました。
飼育環境(180㎝混泳水槽)


水槽:1800×900×600
水温:約26度(エアコン管理)
濾過:オーバーフロー濾過(1200×600×450)
換水:新水垂れ流し
大型魚を複数飼育しても水質を安定させるため、不要な水槽を使用して自作した濾過システムです。
水槽部屋全体の設備については別記事で詳しくまとめています。
180cm水槽を含めた水槽部屋の全体構成はこちら
180cm水槽で混泳している魚たちの種類や特徴はこちらで詳しく紹介しています。
与えている餌
成魚になった今は人工飼料を中心に冷凍のイワシやアジを与えています。
正直なんでも食べるのでそんなにこだわりはありません。




キクラは餌取りが非常にうまく、泳ぎも非常に速いので入って来る餌をドンドン奪っていきます。
見てて楽しいのですが、他の魚にも餌が回る様に気を付けてあげましょう。
余談ですが、人工飼料を口に詰め込んだあと、冷凍餌を溶かすためのボウルを見せた瞬間、全部吐き出して餌クレダンスをし始める賢さも備えた魚です。
飼育で意識しているポイント(水質・管理)
大型魚全般に言えることですが、餌をよく食べるということは、その分排泄量も多くなります。
そのため、強力なろ過と定期的な換水を行うことが基本になります。

この基本さえ押さえていれば、比較的飼育しやすい魚だと感じています。
我が家では新水垂れ流しで管理しているため、pHは水道水に近い状態を維持しています。
水道水のpHは7.5以上とやや高めで、南米原産の魚にとっては必ずしも理想的とは言えない水質です。
しかし、この環境でも発色・食欲・成長はいずれも良好で、問題なく飼育できています。
このことから、水質に対する適応範囲は比較的広い魚ではないかと感じています。
一方で、穴あき病の原因がストレスに起因するものであれば、この水質が影響している可能性も完全には否定できません。
混泳の注意点
我が家ではシルバーアロワナやオスカーと混泳していますが、大きなトラブルは発生していません。
ただ、何かの拍子に暴れてケガをすることはあります。
キクラとシルバーアロワナが悠々と泳ぎ、オスカー達が端に寄せられる場面はよく見られるため、力関係としては優位に立つことが多い印象です。
ただし、相手を再起不能になるまで追い込むような激しい攻撃は、我が家の環境では起きていません。
一方で、食欲が非常に強く口も大きいため、新しく混泳魚を追加するハードルは高くなります。
キクラに捕食されないサイズまで育ててから導入する必要があり、育成用の水槽(90〜120cmクラス)を常設できない我が家では苦労するポイントです。
まとめ

キクラ・インターメディアは、発色の良さと力強い泳ぎを兼ね備えた魅力的な大型魚です。
餌やりの迫力や人懐こさもあり、飼育していて非常に満足度の高い魚だと感じています。
私自身、導入前には「30〜40cm程度で止まることが多い」と聞いて飼育に踏み切りましたが、実際には水槽サイズに余裕があれば40cmを超えてしっかり成長します。
そのため、大型水槽が必要になる点や、混泳魚の追加が難しくなる点などは事前に考えておく必要があります。
一方で、大型水槽で複数のキクラが泳ぐ姿は非常に美しく、力強さもあり、いつか実現したいと思わせてくれる魅力があります。
種類も多くコレクション性が高いのも面白いポイントです。
黄色系の大型魚ではダトニオが人気ですが、キクラも負けず劣らず魅力的な魚です。
しっかりとした環境を用意できるのであれば、非常におすすめできる魚です。




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