スタージョンシーキャットは飼える?1年飼育して分かった条件と注意点

スタージョンシーキャット 横から泳ぐ 背びれを伸ばした姿 飼育記録

スタージョンシーキャットは、正直なところ情報がほとんど出てこない魚です。

ネットで調べても断片的な情報しかなく、「実際どうなのか」が分かりにくいと感じる人も多いと思います。

そこでこの記事では、実際に飼育して感じたことをもとに、スタージョンシーキャットの飼育の様子や特徴について紹介していきます。

スタージョンシーキャットとはどんな魚か?

スタージョンシーキャット サメのようなフォルムと背びれが立つ個体

スタージョンシーキャットは、その名の通りスタージョン(チョウザメ)を彷彿とさせる独特なフォルムが特徴のナマズです。

背びれはシャキッと立ち上がり、全体的にシャープで無骨なシルエットをしており、一般的なナマズとは一線を画す見た目をしています。

また、底層魚でありながら遊泳性が高く、水槽内を活発に泳ぎ回る姿が見られるのも大きな魅力です。

成長に伴って吻(口先)が伸びていき、よりサメのような印象のシルエットへと変化していきます。
この見た目の変化も飼育の楽しみのひとつと言えるでしょう。

最大サイズは約40cmほどまで成長します。

生息域は淡水から汽水までと幅広いとされていますが、実際の飼育では淡水環境でも問題なく飼育可能とされています。

1年飼育した現在の姿と飼育環境

スタージョンシーキャット 1年飼育後 約30cmに成長した個体

10㎝程度から飼育し、約1年で30㎝程度まで成長しました。
スリムな体型をしているので、そこまで大きさは感じません。

スタージョンシーキャット 180cm水槽で混泳している様子
ヒレに入る白い色が映えますね。

180㎝水槽で混泳を開始し、広い環境に移したことによりこれからグッと成長する事を期待しています。

導入直後の様子

スタージョンシーキャット 冷凍アカムシを食べて満腹の個体

導入した当初は10㎝程度で45㎝水槽に投げ込みフィルターを2個入れて飼育を始めました。
冷凍アカムシを腹が膨れるまで食べ、難しい点は特にありませんでした。

飼育開始から9か月

スタージョンシーキャット 側面から見た体型とヒレの様子

60×45×45の水槽で25㎝程度になるまで育てました。
良く泳ぎ回る魚なので60ワイド水槽では狭さを感じていました。

育成水槽でも90×45×45程度は欲しいと感じる魚です。

飼育環境(180㎝混泳水槽)

水槽:1800×900×600
水温:約26度(エアコン管理)
濾過:オーバーフロー濾過(1200×600×450)
換水:新水垂れ流し
大型魚を複数飼育しても水質を安定させるため、不要な水槽を使用して自作した濾過システムです。

水槽部屋全体の設備については別記事で詳しくまとめています。
180cm水槽を含めた水槽部屋の全体構成はこちら

180cm水槽で混泳している魚たちの種類や特徴はこちらで詳しく紹介しています。

与えている餌

導入直後は冷凍アカムシをメインに、細かく割ったおとひめを与えていました。

この個体は咲ひかりに餌付いていないため、現在もおとひめを与えています。
咲ひかりだけを与えても吐き出しますが、おとひめと一緒に投入すると一緒に口に入り、そのまま食べてくれることが多いのでそのうち切り替えは出来ると感じています。

人工飼料に餌付かないと言う訳では無いため、餌は馴らせば何でも食べるのではないかと感じています。

大食いな魚と言う感じではなく、パプアンサーモンキャットの様に腹が破裂するのではないかと思うほど食べる様子はありません。

我が家の個体は殆ど人工飼料で育ててきているため、冷凍エビや小さく切った魚の切り身等には見向きもしません。
その様な餌もバクバク食べればもう少し成長が早まりそうな気もしますが、簡単に与えられる人工飼料に頼った飼育をしているため仕方がないでしょう。

飼育で意識しているポイント(水質・管理)

新水垂れ流し用ニードルバルブ 水量調整している設備

スタージョンシーキャットやパプアンサーモンキャットについては、飼育情報が少なく、特に水質に関する明確なデータがほとんどありません。

その中で、実際に飼育されている方から「pHが低下すると弱りやすい傾向がある」という話を聞きました。

また、熱帯魚ショップの販売水槽でもpH7~8と記載されていることから、弱アルカリ寄りの環境が一つの目安になる可能性があります。

あくまでこれは私自身の検証結果ではなく、他の飼育者から得た情報にはなりますが、これらを踏まえて我が家ではpHが大きく下がらないような管理を意識しています。

具体的には、水質の急変を防ぐために垂れ流しの環境を採用し、常に新しい水が供給される状態を維持しています。

加えて、pHの低下を緩やかに抑える目的で、濾過槽に牡蠣殻を入れています。

濾過槽に入れた牡蠣殻 pH安定のためのろ材

この方法は水質が安定しやすく、pHの急激な低下を抑えるという点では、今回の情報と相性が良いと考えています。

実際にこの環境ではpH7~8の範囲を維持できており、約1年間飼育を継続していますが、現時点で大きく調子を崩すようなトラブルは発生していません。

ただし、これがpH管理による影響なのか、あるいは環境全体の安定によるものなのかについては、現時点では断定できません。

そのため、この点については今後も飼育を続けながら、意識的に観察・検証していきます。

少なくとも、水質の悪化によってpHが急激に低下するような環境はリスクが高いため、避けた方が無難です。

スタージョンシーキャットを安定して飼育するうえでは、水質の急変を防ぎ、できるだけ安定した状態を維持することが重要なポイントになると考えています。

混泳の注意点

スタージョンシーキャット 正面から見た顔と表情

スタージョンシーキャットは非常に温和で、他の魚に対して攻撃的な行動はこれまで一度も確認していません。

ただし、口に入るサイズの魚であれば捕食される可能性はあるため、小型魚との混泳には注意が必要です。

実際に、オスカーやオキシドラスなどの大食い魚と混泳させていますが、餌取りのスピードも早く、素早く泳いでしっかりと餌を確保できています。

そのため、ある程度サイズのある魚同士であれば、混泳自体の難易度はそれほど高くないと感じています。

一方で、混泳によって給餌量が増えると水質が悪化しやすくなり、結果としてpHが低下しやすくなる点には注意が必要です。

特に本種は、pHの低下に対して弱い可能性が指摘されているため、混泳環境では単に魚同士の相性だけでなく、水質管理も含めて慎重に判断する必要があります。

実際に180㎝水槽で混泳している動画です↓

まとめ

スタージョンシーキャット 正面から見た愛嬌のある顔

スタージョンシーキャットは、まだ飼育情報が少なく、全体像が掴みにくい魚ではありますが、実際に飼育してみると非常に温和で混泳もしやすく、扱いやすい一面を持っています。

見た目はスタージョン(チョウザメ)のような独特なフォルムで迫力がありますが、正面から見るとどこか愛嬌のある表情をしており、そのギャップも魅力の一つです。

遊泳性が高く水槽内をよく泳ぎ回るため、飼育する際は少なくとも120×60×45cm程度の水槽は用意しておいた方が安心でしょう。

一方で、水質の変化には注意が必要であり、特に安定した環境を維持することが重要になります。

個性的な見た目の魚を飼育したい方には非常に魅力的な種ですが、現時点では情報が少なく、手探りでの管理が求められる場面も多い魚です。

そのため、ある程度試行錯誤を楽しめる方や、水質管理をしっかり行える方に向いている魚と言えるでしょう。

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